大きな骨折で不安を抱えている方に、少しでも私の情報が役立てばと思い、始めた日記です。私は2019年12月に脛骨・腓骨の開放骨折と大腿骨頸部骨折を経験しました。
初めて読む方は、まず「骨折日記はじめに」をご覧ください。
※入院中に別のブログに書いた記事を、こちらのブログへ移動しています。
痛い事、辛い事ばかり書いているが、嬉しい事もたくさんある。
シャンプーの時間は一番、嬉しかった。
魔法の防水シート
まずベッドの上でシャンプーをするなんて、驚きだった。「使い捨て防水シート」という名前のシートは魔法のように水を吸う。それを頭の下に敷き、ボトルに入ったお湯をかけて洗ってもらう。
私は髪が多いし、数日ぶりだと全然泡立たなくて、二回も洗ってもらったり。クシでとかすと髪の毛はごっそり抜けた。洗髪は週に一回。頭を洗えないのは想像以上に辛かった。カユいし、臭いし、気持ちが悪い。
なので、洗った後の爽快感といったらすごかった。この世の幸せは大体味わったかも?と思うくらい気持ち良く、底辺でうごめいていた何かから救われる感覚。
看護師さんが本当に天使に見えて「なんかもう、このまま死んでもいいかもしれません。」って看護師さんに言っていた。笑そんなわけで、こういう小さな快楽が気持ちを楽にしてくれた。
(翌日爆発するんだけども。笑)
お見舞いで買ってきてもらった物
友達のキョウコさんが来てくれた。
昨日、私の家に行ってもらい、健康保険証を探して持ってきてくれたのだ。本当にありがたい…。
猫も、元気だったよー、と教えてくれた。
必要なものを買ってきてもらった。
病院はとても乾燥しており、とにかく喉が渇く。ベッドの横に冷蔵庫がついてるので、そこにジュースや水を入れておきたかった。テレビは普段あまりみないけど、せっかくだから見てみるか、と思ったらiPhone用のイヤホンしか持っていなかった。入院生活にイヤホンは必需品。
現実逃避できる本
これもキョウコさんに買ってきてもらった本。ファンタジーの世界へ現実逃避したかったらしい。
でも読書する体力がなく、あまり読めなかった。左足の再生に全神経を使っているのか、本当何もできず、ただただ横になっていた。
今まで、お見舞って何の為に行くんだろ?病気で大変な時に行っても本人に迷惑でしょ、と思ってた。お見舞いされる側になってみて、へー、こんな嬉しいんだなぁ、って初めて知った。
友達や家族が来ると、切替スイッチが入ってシャキッとする。怪我をする前の自分に戻るような感覚で、今の最悪な状況を一瞬忘れられてリフレッシュできるのだった。
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