大きな骨折で不安を抱えている方に、少しでも私の情報が役立てばと思い、始めた日記です。私は2019年12月に脛骨・腓骨の開放骨折と大腿骨頸部骨折を経験しました。
初めて読む方は、まず「骨折日記はじめに」をご覧ください。
※入院中に別のブログに書いた記事を、こちらのブログへ移動しています。
爆発した日
朝、大泣き。
血栓予防の注射をしにきた担当の看護師さんがびっくりした顔をしていた。
たまたま朝の回診の時間だったので、医師御一行も来てしまい、みんな心配した顔で私を覗く…。
両手、両足、背中まで身体中、管につながれていて、何日も同じベットの上にいる拘束された生活がもう無理だった。溢れ出るイライラといったらすごかった。
入院してから、まとまった睡眠をとれた事がなく、幻聴症状も出ていた。
職場や周りに迷惑をかけている自己嫌悪感、そして一番は生理が重なったので、ホルモンバランスが、ぐっちゃぐちゃに壊れたのだろう。
看護師が来る前の一人の時、ベットサイドにある柵をガン!と上から殴っていた(笑)
今考えても恐ろしい。
あやおく映画「クワイエットルームへようこそ」の世界へ行くところだったかもしれない。(交通事故患者なのでそれはないけど)
先生方には「自分でもこんな精神状態になっているのが信じられない。コントロールできなくなりそうで怖い。精神安定剤を処方して欲しい。もう点滴とか全部外して暴れそうです。」などと、全部正直に伝えた。
医療機関は希望してなんぼの世界
幸か不幸か、それが逆によかった。笑
左腕の点滴は1つ減り、右腕の動脈にしていた点滴も取れた。一番嬉しかったのは、首にしていたジャマくさいカラーが外れた。(というか小さいのになった)そして、上半身が起き上がってもいい事になった。
看護師さんが「まりんさん!良かったですね!!!」と一緒に喜んでくれた。ここ数日間は同じ方が担当で心配してくれていた。
外れる前、両手はこんなんだった↓
当時に騒いだこの時の朝
「脊髄損傷した人って、こんなに早いスピードで回復しないので、もしかしたら脊髄損傷ではないかも。」と医師から伝えられた。なので色々、外れたらしい。
外していいんだったら、私が爆発する前に、さっさと指示を出してくれよおー!!!(涙)と猛烈に思ったけど、病院は大きい組織だから仕方がないのだ。
とにかく泣き喚いた事で、指示出しをする各分野の医師達にダイレクトに伝わったので、適切な処置が早急に行われた。良かった。
※私は事故当初、指先に強い痛みがあったため脊髄損傷の疑いがあり、動脈点滴をし、30度以上起き上がらないで血圧を上げ続ける治療をしていた。
精神安定剤すごい
精神安定剤は、リスペリドンという、いかにも効きそうな名前の薬を処方された。
名前通りに、これは威力がすごかった。爆発する気持ちがす〜っと消え去り、なんというか無気力になった。イライラする以前に、何かする気も起きなくなった。死んだように眠り続けた。
前の日にキョウコさんが撮ってくれた骨折4日め夜の私です。
ほんとに病人って感じだ。ゲッソリしてる。
コメント