#11 外傷の経過写真 (※観覧注意)

大きな骨折で不安を抱えている方へ、少しでも自分の情報が役立てばと思い始めた日記です。2019年末に脛骨・腓骨の開放骨折と大腿骨頸部を骨折。
初めて読む方は「骨折日記はじめに」からご覧ください。

※今回の日記は傷跡の写真があります。苦手な方や食事中の方はお気をつけ下さい。

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事故後、はじめて見た自分の傷

3回目の手術翌日、友達に頼んで買ってきてもらった好物の握り寿司を食べていたら(病院食では基本生ものが出ないので)
ドレーン の吸い込みの調子が悪くなったらしく急遽、医師達が来てドレーンを外した。

※ドレーン…体腔内に溜まった水分、血液、リンパ液、膿瘍などを体外に排出するために用いられる管

このとき、事故後1週間にして、はじめて自分の傷を見る。

衝撃的だった。傷は想像以上に深く、まさに刺身の切り身みたいだった。
「痛そう…いや、痛い。」と言っており、ちょっとパニック状態に。

本当に大きい事故だったんだな。と改めて思った。こんな深い傷、治るのかな…と心配で眠れなかったし、自分の左足に向かって、こんなにズタズタにしてごめんね。と謝りながらしくしく泣いた。

この時の絶望的な自分に言いたいくらい、人間の再生能力ってすごいもんで外傷というのは案外あっという間に再生する。
怪我をして入院中でこのブログを見ているそこのあなた。大丈夫ですよ、治りますよ。

傷の経過記録

骨折8日後…スポンジが二箇所の傷を渡って付いており、その上にドレーンが付いてた。
骨折10日後…全ての傷を塞いだ手術をした翌日。
骨折15日後…5日間で手術で塞いだ傷は一気に治っていく。

骨折26日後…抜糸後。腫れがなかなか引かなくて毎日アイシングをしていた。
骨折1ヶ月後…指で押すとしばらく戻ってこない位むくみが酷い。傷口以外に超音波を当て始める。
骨折1ヶ月10日後…完全に傷が閉じる。

深い傷は、治癒の過程で本来は離れている組織同士が癒着してしまい、傷跡が突っ張った感じに残ってしまう。ある程度傷口が乾いたら、皮膚表面を指で左右上下に優しく動かしてあげる事で、それを防ぐことができる。地道に毎日ゆらゆらと、周りの皮膚と共に揺すってあげている。(理学療法士さんに教わった)

ちなみに、傷口周辺は温度を察知する感覚が無くなった様で、温かいものを当てても(超音波とか)全く感じがない。これだけ損傷があったので、仕方ないが、神経の感覚はかなり鈍くなった。

血色の経過

私が開放骨折した下肢は、もともと血流が悪い箇所なので、なるべくマッサージして流すようにした。日によって腫れたり、むくんだりするが、超音波やマッサージをした後で血流が良いと、このくらいスッキリ。見た目には、骨折しているように見えないが、骨は全く癒合していないので、絶対立ってはいけない。

ちなみに、いただいた寿司はこの日は気持ち悪くなって食べられなかったけど、翌日に全部美味しく頂いた。
病院って生モノが出ないので、好物だし私は入院中に一番食べたくなった。
怪我のひとは入院中なに食べてもOKなんですよ。

※この記事は入院中、別ブログに書いたものを、このブログへ移動しました。

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