大きな骨折して不安な人へ私の情報が役に立てば、とはじめた日記です。私は2019年12月に脛骨・腓骨の開放骨折、大腿骨頸部骨折。このページでは事故〜完治するまでを時系列でまとめています。
事故〜20日 – 死の淵から這上げる
2019年(37歳)
台湾旅行を終えて、羽田空港からバイクで帰宅中に転倒しガードレールに突っ込む(単独事故)。急性期病院Kへ緊急搬送され即入院、同日中に手術。
#1 死ななかった日・その1
#2 死ななかった日・その2
#3 何ヶ所折れてんの?(私が受けた手術について)
損傷した箇所
・左脛骨・腓骨(スネ)を開放骨折
・左大腿骨頸部(股関節)を単純骨折
・脊髄(背骨)の軽度損傷
※脛骨・腓骨(けいこつ・ひこつ)…膝下の2本の骨の名前
※開放骨折 複雑骨折の一種で骨が皮膚の外に飛び出る骨折
※髄内釘挿入手術 金属棒を骨の隋内に入れる手術
12月4日 管だらけの完全寝たきり期。
#4 天井しか見えない
#5 猫はどうしよう?
12月5日 2回目の手術直前に左大腿骨頸部(股関節辺り)も骨折していることが判明。急遽、追加手術となりハンソンピン固定。
#6 新たな骨折見つかる
12月6日 #7 寝たきり期のおトイレ事情
12月7日 #8 大好きなシャンプーの時間
12月8日 #9 心が爆発した日
12月9日 #10 入院してから3回目の手術
12月10日 #11 外傷の経過記録(観覧注意)
12月12日 骨折後9日め 脛骨腓骨の4回目の手術でやっと皮膚を閉じる
12月14日 骨折後11日め 導尿カテーテル抜去、離床※
12月16日 ドレーン※抜去、車椅子自立
12月17日 骨折後14日め 転院の話がでる
12月18日 骨折後15日め 松葉杖の練習開始、シャワー可
12月23日 抜糸
入院生活について
病院食について
事故〜3ヶ月 – 病院への不安が募る
12月24日 骨折後21日め 急性期病院Kから、回復期病院Yへ転院
12月27日 骨折後24日め 1/3荷重開始、松葉杖自立
入院友達の木村さん
12月31日-1月1日 一時帰宅、猫に再開
一時外泊
一時外泊2
2020年
1月4日 この骨折日記をスタートする
リハビリの内容
リハビリ病院で泣きたかった事
1月15日 骨折後1ヶ月と12日目 PTB免荷装具練習開始
1月17日 PTB免荷装具+ロフスト杖歩行可能
1月19日 骨折後1ヶ月と16日目
大腿骨頸部が萎縮(大腿骨変形治癒骨折)、飛び出たハンソンピンが大腿筋膜張筋と擦れ激痛
1月24日 骨折後1ヶ月と21日目
主治医と回復期病院の医師と診察
1月27日 1/3免荷から全免荷に戻る
2月7日 私の希望を押し切って退院
事故〜11ヶ月 – 私の足って本当に治るの?
退院後の生活について(前編)
退院後の生活について(後編)
2月13日 脛骨腓骨は全荷重、大腿骨は全免荷、家では片足ケンケン、外出時は両松葉杖
2月27日 大腿骨は癒合なし
5月3日 骨折後6ヶ月目
7月30日 人工股関節の話が出る、脚長差2cm
8月23日 骨折折後9ヶ月目
9月3日 友達に松葉杖を教える
9月23日 外反骨切り手術が決定
事故〜1年半 – 大腿骨の再手術
10月27日 M病院へ入院 今日から再入院
10月28日 手術について
大腿骨変形治癒骨折矯正手術・外反骨切り術
10月30日 長い傷跡
離床、松葉杖でトイレ自立
11月3日 骨折後11ヶ月目
11月4日 骨折プロによる「入院時必要な物」
11月7日 手術後のレントゲン写真
11月13日2回目の入院から16日で退院
12月3日 骨折から一年間経過
12月6日 これから松葉杖の方へ
12月9日 1/3荷重※開始
12月23日 2/3荷重開始
2021年
1月6日 全荷重
3月1日 飲食業を諦めて在宅勤務可のIT会社へ就職
5月22日 骨折後1年6ヶ月目
30分以上歩行の際はロフスト杖※使用
事故〜2年 – 抜釘手術
11月9日 M病院入院 骨折後1年11ヶ月目
11月10日 抜釘手術(大腿骨頸部骨折偽関節術後、脛骨腓骨開放骨折髄内釘挿入手術後)
11月11日 抜釘手術って痛い
離床、車椅子でトイレ自立
11月13日 抜釘手術について
両松葉杖自立
11月15日 退院
11月18日 抜釘手術から一週間
12月10日 抜釘手術から1ヶ月
2022年
2月26日〜6月1日
近所の整形外科病院Hに週一でリハビリ通院
ロフスト杖または両松葉杖生活
6月8日 大腿骨壊死が判明 (外傷性大腿骨頭壊死)脚長差4.5cm
H病院でのリハビリは中止(骨折後2年6ヶ月目)
事故〜2年6ヶ月 – 人工股関節手術
8月5日 セカンドピニオン 整形外科F病院へ診察
9月3日 骨折仲間と激励会
9月4日 F病院入院
9月5日 手術当日
9月6日 離床、尿道カテーテル、点滴抜去、松葉杖自立
9月7日 片松葉で歩ける
振り返って思うこと色々
人工股関節手術について
9月10日 杖なし歩行が可能になる
9月11日 退院
9月19日 退院後どれだけ動けるか
10月1日手術後2週〜3週間目(骨折から2年10ヶ月目)10月8日 杖なしで外出し始める10月30日 杖なしで早歩き可能
11月1日 一泊二日の旅行
11月14日 杖はもう使っていない
12月3日 事故から丸3年経過
2023年
8月20日 健常者と変わらない生活
後遺障害として
脚長差有り、左右の太ももの太さが違う、一日中立ち仕事は不可能、くるぶしの痺れなど
※骨折日記で自分のことを「若い患者は」と何度も書いてますが、病院って80代前後の方がほとんどなのでそれに比べたら若いと書いてます!病院内では「まだ若いから大丈夫」と何回も言われる。入院あるある(笑)
用語説明
入院は医療業界へどっぷり浸かれる良い機会(どうかポジティブに)。どうせ痛いのなら、医療機関に留学したのだと思って詳しくなるのもありです。今後の人生で医療系の人やご高齢者と話しやすくなりますよ。
まず、医療機関では患者の状態を3つのステージに分類します。
急性期、回復期、慢性期とは?
急性期
命が危機状況なヤバいステージ。救急車の受け入れをしているのが急性期病院です。東京だと2週間入院して「こいつ死ななそうだな」と判断されたら、患者の生活環境によっては退院または回復期病院へ転院が一般的。急性期と回復期を兼ねてる総合病院も多い。
回復期
死の淵から這い上がり回復を図る時期。危機を脱したとはいえ合併症のリスクはまだ残っているので油断できない(私は病院側の判断ミスで再骨折したよ!)。病院によって違いますが、回復期リハビリ病院は「え?仕事?」ってくらい一日中リハビリがあって、暇なんてない。
慢性期
長期にわたる治療を続ける必要がある時期。症状が安定していて経過はゆっくりだけど、この時期の患者はみんな何かしら困っていたり悩みを抱えている。私は骨がくっつかなかったから、一番辛かった。
この日記で使われている用語説明
髄内釘挿入手術 = 隋内(骨の中)は空洞になっており、そこにチタンの棒を入れて固定する手術方法
開放骨折 = 骨折した骨の端が内部から皮膚を破って外に出ている複雑骨折の一種
導尿カテーテル = 尿を排出させるためのチューブ
ドレーン = 体腔内に溜まった水分、血液、リンパ液、膿瘍などを体外に排出するための管と機械
PTB免荷装具 = 下腿や足部に荷重をかけないようにする装具(日記内でも説明)
ロフストランド杖 = 安定度の高い杖
骨癒合 = 骨がくっつく事
全免荷 = 足に体重を一切かけない
全荷重 = 足に体重を全部かけて大丈夫
入院した病院(病院F以外は全て都内)
入院した病院(病院F以外は全て都内)
病院K = 最初に緊急搬送された急性期大学病院(主治医常勤の病院)
病院Y = 回復期リハビリテーション病院(主治医の非常勤病院)
病院M = 総合病院、骨切り、抜釘で2回入院(主治医の非常勤病院)
病院F = 人工関節手術を得意とした整形外科病院(千葉)
外来のみ
病院H = 整形外科病院(リハビリのみ現在も2ヶ月に1回ペースで通ってる)
コメント